体重10キロのミニミニ豚
成熟しても中型犬程度(約10キロ)の大きさにおさまる世界最小クラスの「極小ミニ豚」を、静岡県富士宮市の畜産業者が開発した。
豚は臓器の生理機能や皮膚の特徴が人間に似ていて、欧米では実験用動物に用いられている。畜産業者は県とともに品種改良に取り組んでいる。
極小ミニ豚は2003年、富士宮市の農事組合法人「富士農場サービス」が生み出した。現在は4世代まで生まれて、約80匹に増えた。
今後「マイクロミニ」(仮称)として品種登録する予定だ。
医療実験には、マウスやモルモット、ビーグル犬のほか、欧米では体重40~50キロの「ミニ豚」も使われている。
しかし、ミニ豚は小型動物に比べて体が大きく、飼育や新薬投与にコストがかかり、国内の使用例は少ない。
しかし、極小ミニ豚ならば、飼育施設や飼料費を小型動物なみに抑えることが可能という。
今後は、個体差を少なくしたり、繁殖能力を高めたりして、10年度をメドに品種改良を実現させる。
成功すれば、国内外で新薬開発などへの貢献が期待される。
県中小家畜研究センター研究主幹で獣医学博士の河原崎達雄さんは「まず、遺伝子の解析に取り組む。いますぐ実験に使えるわけではないが、ぜひ計画を成功させたい」と話しているという。(朝日新聞)
新しい実験動物を作り出すことは、並大抵の努力ではできない。最初に望ましい性状、例えば、小さいとか育ちが早いなどの動物を作出する、次に個体差をなくすために遺伝子を調べ純系になるよう努力する、次に特別な病原微生物をもたないようSPF化する。できればその先無菌動物化することも場合によっては必要となります。ここまでくると、世界に通用する立派な実験動物となる。小型化した豚は、医薬品の開発の世界で望まれていることなので、将来性のある開発研究である。
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