バラク・オバマ次期大統領(47才)の専用車は「窓のある戦車」だそうだ。
20日の就任パレードでデビューする大統領専用車の概要を大統領警備隊(シークレットサービス)が発表した。
防弾仕様はもちろん、情報を暗号化する通信機器を備えており、同隊は「世界で最も防御性の高い車」と自信満々のようだ。
オバマ次期大統領専用車は、驚異の防御力を誇る特殊車両だった。
ネット上では「ザ・ビースト(野獣)」「窓のある戦車」などと呼ばれ、米メディアには「小惑星の衝突にも耐える」と評するものもある。
まずは明らかになっているその構造を見てみよう。
ボディーは、2倍の強度を持つ特殊鉄鋼、アルミ、チタン、セラミックなどの素材を組み合わせ、爆発物を跳ね返す。携行ロケット弾が命中しても壊れない。
窓は、全面に厚さ12センチ以上の防弾ガラスを使用。ピストルの弾を途中でストップさせる。
ドアは、厚さ20センチ以上で、ロックした状態だと銀行の大金庫以上の堅固さを誇る。
室内は、化学兵器の攻撃を想定し、外気を完全に遮断。物音ひとつ聞こえない。
タイヤは、グッドイヤー社製の特殊防弾タイヤ。空気圧ゼロでも走り続けられる。
また地球上どこでもネット通信、電話が利用できる最先端の暗号化衛星通信システムが装備されている。
シークレットサービスでは性能や値段などは公表していないが「先端技術を駆使した世界で最も防御性の高い車」としている。
ベース車はゼネラル・モーターズ(GM)の高級車ブランド「キャデラック」の「CTPスポーツセダン」「エスカレード」など。
だがエンジン形式やパワーなどの基本性能は同社でも極秘扱い。
すでに「替え玉」用の同タイプ車が複数台製作されているとの情報もある。
オバマ氏は20日の就任式後、このモンスターマシンで米議会からホワイトハウスまでの約2・7キロをパレードする。
11日に行われたリハーサルでは、大統領役の人物は窓を閉めた車で移動、最後に車を降りて手を振った。
当日は史上最高の200万~300万人の人出が予想される。
対テロ対策の警護は1万人以上の規模になる見通しで、窓のない「本当の戦車」も投入される。
自動小銃を手にしたシークレットサービス配下のSWATチームのほか、地元警察、州、連邦警察なども動員される予定だ。
私がアメリカに留学した年、オープンカーに乗ってパレードしていたケネディー大統領が狙撃されて暗殺されてしまった。その後しばらくしてフォード大統領がフィラデルヒィアを訪問する予定が判ると、沿道にある全ての建物の道路沿いに窓のある部屋は、住民などそこに出入りする人が調べられ、その上沿道沿いのビル屋上には狙撃兵を貼り付ける物々しさになった。この度、米国史上はじめてのアフリカ系大統領が誕生するわけだから、これまでとは格段の差で警備にはお金をかけたようだ。このような安全策を講じると万が一にも事故は起こらないかもしれないが、一般住民との距離が遠くなってしまう弊害もある。日本では、天皇皇后両陛下をはじめ皇族の方々も車の窓を開けて沿道の人々に手を振られるのが見慣れた光景である。いまのアメリカでは到底考えられないことと思うが、このことは日本がいかに平和で安全な国であるかを示しているものである。
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