2台の米火星探査車、着陸から5年いまも活動中
米航空宇宙局(NASA)の2台の探査車「スピリット」と「オポチュニティー」が火星に着陸して今月で5年になる。
火星の過酷な環境にもかかわらず、両探査車は当初3カ月とされた稼働期間を大幅に超えて活動を続けている。
両探査車は2004年1月、3週間の間を置いて別々に火星表面に着陸した。
NASA関係者によると、これまでに山やクレーターを含め計21キロを走破し、合わせて25万枚分の画像データを地球に送信してきた。
これとは別に約36ギガバイトのデータも送ってきており、その分析作業は今後何年間も続けられる見通しだそうだ。
両探査車の活動により、湿潤で生命の存在が可能だったとみられる火星の過去を含め「赤い惑星」の地質に関する理解が深まったという。
両探査車は摂氏20度の穏やかな夏だけでなく、零下100度まで下がる冬の酷寒や砂嵐にも耐えてきた。
プロジェクト責任者ジョン・カリャス氏は「火星の過酷な環境を考えれば、両探査車は驚くほど丈夫だ」と述べ、「装置が故障しミッションが前触れなく幕を閉じることもあり得るが、さらに別のミッションを達成できるかもしれない」と両探査車のさらなる活動に期待を寄せている。
NASAの次期火星探査車マーズ・サイエンス・ラボラトリの打ち上げは当初予定より遅れ、2011年になる見通しだ。 〔AFP=時事〕
いま世界的に同時に進行している百年に一度の金融危機が火星探査や国際宇宙基地建設などの科学に悪影響が及ばないことを期待したい。さらに次元の違う話であるが、世界の科学を根底から支え、推し進めてきたノーベル賞のためのノーベル基金などにも予想もつかないような深刻な影響がないことを切に期待したい。
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