健康

2007年9月 7日 (金)

太極拳により免疫状態が強化

 UCLAの教授らは、太極拳により高齢者の低下した免疫状態が強化されることを発表しました。

 帯状疱疹は、60歳を超えると約3分の1が罹り、非常に強い痛みを伴い、2型糖尿病、うつ病、うっけつ性心不全などと同等に生活機能を低下させる疾患です。

 59歳から86歳の中高年者112例を対象に今回の研究は行なわれました。対象者は、食事、睡眠、ストレス管理などに関する教育講義を受ける健康教育群と太極拳を行なう太極拳群に無作為に分けられた。

 全員が試験開始16週目に帯状疱疹の弱毒生ワクチンの接種を受けた。その後、水痘帯状疱疹ウイルスに対するワクチン接種の前と後の細胞免疫のレベルを測定した。

 水痘帯状疱疹ウイルスに対する細胞免疫のレベルは、健康教育群と比較して太極拳群は約2倍と有意に高かった。太極拳のみによる細胞免疫の上昇は、ワクチン接種のみによる免疫水準とほほ匹敵した。

 太極拳群のワクチン接種により細胞免疫はワクチン接種後に最高となったことから、太極拳とワクチンとは相乗効果があると考えられる。

 太極拳という有酸素運動がどのような機構を介して低下した免疫状態を強化できるのだろうか。信じがたい気もしないでもないが、頭から否定することは避けるべきでしょう。有効性のカラクリが把握できることを期待したいものです。

理科好き子供の広場  http://www.microbes.jp/rika/rikastart.html  にはなにか興味ある著作を発見できると思います

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2007年6月10日 (日)

題名のない音楽会=羽田健太郎さん逝去

 私の好きなテレビ番組の「題名のない音楽会21」を毎週日曜日の朝に楽しませてもらっていました。
 
 この番組の司会で知られる作曲家でピアノ演奏家でもあった羽田健太郎氏が肝臓のガンのために58歳の若さで東京の病院で逝去されました。

 私にとっては衝撃的な訃報でした。

 羽田健太郎氏との面識はないのですが、たぐいまれな才能の持ち主である羽田健太郎氏にほれ込んでいた1人です。

 インターネット上に掲載している『理科好き子供の広場』で子供向けに、例えば、「新しい曲が頭にあふれてくる不思議」、「最高の職業としての作曲家」、「音楽芸術の醍醐味」や「名曲のカラクリ」などについて原稿を書いてくれるよう羽田健太郎氏にお願いしたことがあります。

 テレビで見ている限り羽田健太郎氏は、健康そうでした。

 ところが58歳の若さで、且つ仕事のなかばで亡くなってしまいました。原稿のこともあり、惜しい人を失ったと実感しています

 宇宙飛行士の毛利衛氏にも子供に夢を語ってもらえないかと原稿を依頼する書面を送ったことがあります。

 私からの依頼に対して「広報効果」と「飛行士の多忙」を考えて、原稿執筆の依頼はお断りしますとの返事が届きました。

 どうも毛利衛宇宙飛行士に希望や都合などを聞かないで、担当窓口が断ってきたようなのです。

 最初断りの返事を貰ったときには、「広報効果」という意味が理解できないものですから、もしかすると高額な原稿料を支払わないと毛利衛宇宙飛行士は、たとえ子供に対する夢物語であっても書いてくれないのかと思いました。

 全体としては良く判らないのですが、毛利衛飛行士に何も聞かずに窓口担当者が勝手に断っているらしいのです。

 毛利衛宇宙飛行士は、このようなことを知っているのでしょうか

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2007年6月 1日 (金)

妊婦の喫煙と胎児の染色体

 妊婦の喫煙が胎児の染色体に対して、どのように影響するかを調査した報告を紹介します。内容が少し専門的で判りにくいかもしれません。

 10年以上にわたり1日に10本以上喫煙している妊婦25例と非喫煙妊婦25例から定期検査時に羊水から羊膜細胞を採取し、細胞遺伝学的検査を実施しました。

 その結果、染色体の構造異常の出現率に大きな差(喫煙妊婦12.1%、非喫煙妊婦3.5%)があり、程度は少し低くなるが核分裂中期の染色体の不安定性(喫煙妊婦10.5%、非喫煙妊婦8.0%)と染色体病変(喫煙妊婦15.7%、非喫煙妊婦10.1%)にも差がありました。

 この調査研究では、自然発生的でない染色体上のバンドの損傷を4ヶ所以上の損傷と定義して、有意な損傷を示すバンドを探索した。

 その結果、12バンドが検出されたが、喫煙者と非喫煙者で有意な損傷を示したバンドは11q23のみが統計的に有意でありました。

 白血病を誘発することが知られているバンド11q23は、タバコの遺伝子毒性物質に対する感受性が特に高いようである。

 母親の喫煙が胎児に与える遺伝子毒性作用について調べた研究はこれまでに殆ど存在しません。それには、この類いの研究は、対象者を募るのが非常に困難であることが関係しています。

 今回の染色体異常を誘発する薬剤を使用してない喫煙妊婦と非喫煙妊婦に限定して試験を行ないました。

 アルコール、コーヒーや紅茶を飲む妊婦も除外してあります。それは最終的に各25例の妊婦を確保するだけでも800回以上の面接が必要でありました。

 過去の研究で、母親の喫煙が新生児白血病に関連していることが示されています。さらに新生児白血病の40~60%、小児白血病の18%、成人白血病の3~7%においてバンド11q23の分子配列が変化していることが明らかにされています。

 喫煙が胎児の上皮細胞に遺伝子毒性障害を与えること、および免疫能に影響することをはじめて報告する研究です。喫煙は母親にも胎児にも障害を与える毒性物質を含むようですから、喫煙している人は喫煙の習慣を絶つ努力をしましょう。

 今回の染色体に対する影響についての紹介は少し難しかったでしょうか。染色体の基礎についてもう少し学びたい人は、「理科好き子供の広場」の染色体のはなしを参考にしてください。

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2007年5月31日 (木)

妊婦の喫煙が胎児の免疫能に与える影響

 国内での喫煙者数は、男性では全体的に以前よりは減少する傾向にあるようですが、女性の喫煙者数は減少するよりは若年者の喫煙率が高くなる傾向を示しているそうです。国としての喫煙率は、先進工業国のなかで日本はまだ異常でダントツに高いようです。

 妊婦の薬物の服用、アルコールの摂取、喫煙などが胎児に与える影響は色々と調べられています。今回は妊婦の喫煙が胎児の免疫能に対してどのような影響を与えるかを調査した報告の概要を紹介します。

胎児の免疫能が低下する
 満期分娩をした健常ボランティア女性で喫煙群60例と非喫煙群62例で、各群にアトピーとアトピーでない女性を同数含むようにしました。喫煙の有無は、タバコの代謝産物であるコチニンの血清濃度により確認しました。コチニン濃度と総喫煙量には強い相関が見られた。喫煙群58例と非喫煙群59例が試験を完了しました。

 各女性の臍帯血から細胞を分離し、一般的なアレルゲンと一緒に培養しました。その結果、インターロイキン(IL)-6のアレルゲンに対する反応は、喫煙群では著しい減弱化と関係するほか、新生児のインターフェロン(INF)αおよびIL-10濃度の上昇にも関連していました。

 喫煙による酸化の影響を調べるため、尿中イソプロスタン濃度を分析しました。喫煙女性から生まれた乳児の尿中イソプロスタン濃度は1,000pmol/mmolクレアチニンで、非喫煙女性の乳児の尿中イソプロスタン濃度は750pmol/mmolクレアチニンより有意に高かった。この結果から、喫煙女性から生まれた乳児は、酸化的損傷を受けていることが判りました。

 今回の調査結果から、母親の喫煙がアレルゲンに対する新生児の反応に悪影響を及ぼすことが確認されました。妊娠中の喫煙が胎児に有害であることを示す新たな証拠となりました。

 妊娠中の女性は、出産してしまうまでの期間、生まれてくる愛児のために喫煙は少し我慢した方が賢明と思われます。喫煙と飲酒がかさなると悪影響は倍増します。

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2007年5月28日 (月)

ホームラン王が病名になった

 ルー・ゲーリッグは紳士的な態度で知られていました。しかし、現役生活の17年目に、今現在も難病中の難病である「筋萎縮性側索硬化症」に侵されてしまいました。そのため1939年5月の試合を最後に引退しました。そして1939年7月、ヤンキースタジアムで引退式が行われました。引退式が行われた米国で最初の野球選手となりました。

 やがてルー・ゲーリッグは歩けなくなり、引退式から2年後の1941年に、筋萎縮性側索硬化症が悪化したために、38歳の誕生日を目前にして多くの野球ファンに見守られながら亡くなりました。満塁本塁打23本は21世紀を迎えた今も、誰にも破られない大記録として輝いているそうです。

 ルー・ゲーリッグ病とはとんな病気なのでしょう。筋萎縮性側索硬化症(ASL)は、1874年にフランスのシャルコール医師によって最初に報告されて以来、いまもって治療法も症状の進行をおさえる対処法もありません。

 運動をつかさどる神経が侵され、筋肉がいしゅくする、原因不明の進行性の神経系の疾患です。腕、顔などの筋肉および話すことや飲み込みなどの筋肉も侵されます。最終的には呼吸する筋肉も侵されてしまいます。

 しかし、思考能力、目の動き、便通、性的機能はあまり影響を受けないようです。ALSは、一年に人口十万人に一人の割合でかかる病気と言われ、非常に珍しい病気です。また40歳以上で、かつ、女性より男性の方がやや多くかかるとも言われています。約半数の人が発症してから3年から5年以内に亡くなります。最近になってようやく、ALSの進行を遅らせる薬が開発されています。

 ルー・ゲーリッグ選手は、米大リーグのニューヨーク・ヤンキースの花形選手として、ホームラン王のベーブ・ルースとともに大活躍しました。彼が放った満塁ホームラン数は、いまもって破られない大記録だそうです。

 そのようなヒーローが突如として選手生命を絶たれるような筋肉が侵される病になりました。原因も治療法も判らない、珍しい病気で、病名も難しく日本語では筋萎縮性側索硬化症、英語ではAmyotrophic Lateral Sclerosis と言います。アメリカでは、いま現在も「Amyotrophic Lateral Sclerosis」と呼ぶよりは、あのルー・ゲーリッグ選手がかかった病気=「ルー・ゲーリッグ病」と呼ばれるようになったのだと思われます。

 ルー・ゲーリッグ病の原因は微生物の関与が疑われてはいます。しかし、いまもって微生物が原因とは決まっている訳ではありませんが、病名に名を残した野球選手ルー・ゲーリッグを紹介しました。

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2007年5月27日 (日)

病名に名を残したホームラン王ゲーリック

『ニューヨークヤンキースのホームラン王ルー・ゲーリッグ選手』の物語です。最初は野球選手としてのルー・ゲーリッグ選手について触れます。彼を取り上げるのは、ルー・ゲーリッグ病と彼の名前がついた病気があることを紹介するのが主な目的です。

 ルー・ゲーリッグは、戸籍上の正式名はLudwig Heinrich Gehrigで、通常はHenry Louis Gehrigであったようですが、略して“Lou”Gehrig(ルー・ゲーリッグ)と呼ばれていたようです。

 ルー・ゲーリッグは、1903年にニューヨーク市マンハッタンでドイツ系移民の家庭に生まれ、ニューヨーク市マンハッタンにある名門私立大学であるコロンビア大学を卒業しました。

 20歳でコロンビア大学を卒業するほどの良くできる学生であつたようです。20歳でプロ野球選手になったのですから、飛び級で卒業したに違いないのです。

 1923年からニューヨーク・ヤンキースの選手として、ホームラン王のベーブ・ルースとともに活躍しました。当時としては3人目となる1試合4本塁打を1932年に記録し、1934年に打撃三冠王となりました。1939年までの17年間に2130試合に連続出場しました。

 1934年に全米プロ野球選抜チームの一員としてルー・ゲーリッグは来日しました。誕生して間もない日本職業野球倶楽部を全米選抜チームは9戦全勝で圧倒しました。

 ところが、沢村栄治投手の快速球によって全米選抜チームは、あわや完封されてしまう危機一発のときに、全米軍を救ったのがルー・ゲーリッグのホームランでありました。ゲーリッグは、快速投手沢村栄治の名を伝説として残すことに貢献しました。

 豪快なベーブ・ルースに対して、ルー・ゲーリッグは紳士的な態度で知られていました。しかし、現役生活の17年目に、皮肉にも難病に冒されてしまい、1939年5月の試合を最後に引退した。そして1939年7月、ヤンキースタジアムで引退式が行われました。引退式が行われた最初の選手となりました。

 つづく。

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2007年5月26日 (土)

虫歯を予防する細菌入りガム

 虫歯は、ストレプトコッカス・ムータンスと呼ばれるレンサ球菌が砂糖分を分解して強力な酸を作り、その酸が歯の表面のエナメル質を分解することにより作られます。

 キシリットールを配合したガムは、虫歯にならないガムと呼ばれています。なぜ虫歯を作らないのかと言うと、炭素が五個からなる五炭糖を分解できる細菌は極めて少ないからです。そのためにキシリットールを人工甘味料とし添加したガムは、酸が作られにくいので虫歯を予防できると考えられています。

 ドイツの化学メーカー社は、虫歯菌のストレプトコッカス・ミュータンスを破壊する細菌を見つけ出したそうです。その細菌は、乳酸桿菌の新株で、虫歯のムータンスを凝集して破壊する作用を持っているようです。

 この化学メーカー社は、この乳酸桿菌を含んだガムを発売するようです。このガムに含まれる細菌は、虫歯菌を凝集して歯の表面に付着しないようにし、口腔内の細菌を50分の1に減少させることに成功したといいます。

 更に、乳酸桿菌を含ませた歯みがきやウガイ薬も現在開発中であるとしています。またこの乳酸桿菌の別な使用法として、体の臭や足の臭いを減らす予防材の開発も検討しているとのことです。

 細菌が作った抗生物質で他の細菌の増殖を抑制したり、細菌体を破壊したりすることは、これまでにも判っていました。しかし、細菌が細菌をヤッツケること、更にその細菌をガムに含ませて虫歯を予防することは、これまでにあまり聞いたことがありませんでした。しかし、このようなガムが市販されると、砂糖を含む甘い飲料水や食品も大いに食べられるようになるのかも知れません。

 ただし、ガムをかめない小さな子供はどうするのでしょう。大人より子供の虫歯を予防できたら良いですよね。

 足の臭いに悩んでいる人が大勢います。他人の足の臭いに悩まされるのではなく、自分の足が臭いので、その臭いがとれなくて困っているようです。そのような人には、今回の話は朗報です。

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2007年5月23日 (水)

歯周病は細菌による怖い病気ですよ

 身体の動きが不活発になり、ベッドに寝たきりとなってしまったお年よりは、オシッコの臭いから老人臭という老人特有の臭いを発します。さらに歯みがきが充分にできなくなりますと、入れ歯(義歯)があると特に口臭がひどくなる場合があります。

 お年寄りの「マウスケア」は、大切なのですが、あまり注目されていないように感じます。

今日の話題は、お年寄りのマウスケアではありません。元気な熟年者たちの共通の悩みである歯周病についてです

 歯周病は、これまであまり深刻に取り上げられていなかった傾向があるように思います。歯が浮いてきたり、歯が動き出したり、歯みがきのときに出血したりして、初めて歯科クリニツクを訪れて治療してもらうことが多いかと思われます。

 しかしながら、それではとき既に遅く、治療してもらっても何本かの歯は抜け落ちてしまいます。歯が抜けて初めの生歯のありがたさが理解できるようです。

 俗にいう歯槽膿漏(歯周炎)の場合、歯の喪失にとどまらず、体内に侵入した病原菌やその関連物資により、糖尿病の状態は悪化冠動脈心疾患の発症頻度が高くなるようです。歯のみならず歯肉も大切にしましょう。

 歯周炎は、細菌(嫌気性グラム陰性桿菌)によって引き起こされ、さらにこれらの微生物の一部は動脈硬化の病巣で認められ、動脈に侵入が可能であることが認められています。

 糖尿病患者は、歯周病に罹る頻度か高いリスクがありまた。その理由は、糖化最終産物が原因となって、歯肉下で病原性グラム陰性桿菌の微小細菌叢(プラーク)が形成されるからと考えられています。

健全な口腔内の人たちと歯周病疾患のある人たちとの全身病罹患率の比較調査

心臓発作の発症率                  2.8倍
脳卒中・脳梗塞の発症率               3.0倍
早産の危険率(2,500g以下の低体重児出産)   7.5倍

 
 歯垢・歯石の1mg(千分の一グラム)には、そこには数千万個から10億個くらいの細菌がいると言われています。それらの細菌・膿を毎日飲み込んで直接に各臓器に、また同じ細菌が歯グキ内の血管を通して体内の臓器へ、全身をムシバミ全身病を誘発するそうです。歯周病を起こす細菌には、酸素を好む種類(好気性菌)もいれば、酸素を嫌う種類(嫌気性菌)の細菌もいます。

 このような多くの種類の細菌が少量であっても毎日体内に入り込む可能性があると考えると、色々な全身病を引き起こす可能性が高くなるのかもしれません。

歯のみがき方で歯周病は防げるようですが、普通の人の歯みがきは磨いたことにならないそうです。

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2007年5月22日 (火)

ココアは健康によいこと知ってますか

 みなさんは ココアは好きですか、毎日飲んでいます?

 今日はココアを飲む習慣は健康によいということを説明します。
 
 ココアは、昔から健康によい成分を数多くふくむと言われてきています。

18世紀にもなると、心臓を強くし、狭心症を減らすとまで言われるようになりました。

 私の胃袋にはピロリ菌の感染が認められ、三薬剤による治療で除菌が不成功に終わったとき、周りの人から「ココアを飲むとピロリ菌の除菌に良い」と言われたことがありました。

 近頃オランダの先生方がココアの健康に対する調査研究を実施し、その成績を報告しています。

 男性470例を調べました、その3分の1はココアを摂取する習慣はなかったそうです。 全体を3群に分け、上位群と下位群の人たちを調査の対象にしました。

 ココアの摂取量は、1日当たり平均で2.11gで、上位群の平均摂取量は1日当たり 4.18gでした、約2倍の違いがあるのでした。

 ココア摂取上位群の血圧は、下位群との比較で最高血圧は3.7mmHg低く、最低血圧においては2.1mmHg低かった

 対象の470例のうち、20年間の調査期間内に死亡した人は314例、そのうち心血管疾患による死亡は153例でした。下位群に比べて、上位群男性の心血管疾患による死亡リスクは半分でした。

 ココアを好む者は、肉とコーヒーの消費量は少なくいがその反面乳製品、砂糖菓子、クッキー、調味料の利いた食品の消費量は多く、アルコール類、ナッツ類や種子類の消費量も多いことが認められました。

 しかし、ココア摂取とBMIとは無関係であったそうです。

 この調査研究は、ココア摂取が血圧や心血管疾患による死亡などに良い影を与えることを報告ています。

 
 このオランダでの調査が日本人にも当てはまるのかは判りませんが、ココアの摂取はカロリーの摂取と正の相関が認められるようですが、血圧と心血管疾患による死亡は低くなるとの報告です。

 ココアにはカテキンとも呼ばれるフラボノイドの一種であるフラバン3オールという物質が多く含まれているそうです。このフラバン3オールの薬理作用として、血圧の低下、心血管疾患による死亡、ピロリ菌に対する抗菌作用などがあるのでしょうか。

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2007年5月21日 (月)

安い紙マスクが感染に効果的

 今年の冬は、12月や1月には全く雪が降らない暖冬で

ありました、しかしながら、3月頃からは逆に冬に戻って

しまいました。

気温が下がりだしてから、インフルエンザが爆発的に

はやりだしました。

 新型インフルエンザの大規模な流行は、

いつ起こるのかは誰にも予測できることではありません。 

 しかし、いま大流行が発生したとしたら、予防薬としての

ワクチン開発やタミフルの備蓄は、とうてい間に合う

はずがありません。

 ≪タミフルの服用による異常行動などは別なときに触れる

ことにして、ここでは触らなことにします。≫

 医療用の特殊なマスクは例外で、普通に市販されているマスク

ウイルスを取り除くことは、原則として難しいと思います。

「難しい」という意味は、あまり「効果的でない」ということです。

ウイルスは取り除けなくても、セキによって吐き出されるウイルスを

含む水滴はマスクにひっかかります。

従って、使い方によってマスクは、インフルエンザ対策として有効

となることがあるというのが、この論文の趣旨と思います。

 マスクでインフルエンザウイルスのセキによる伝播を

抑制するには、非(未)感染者がマスクを使うよりは、

感染者が使った方が伝播抑制効率は良いでしょう。

一人の患者からのセキとともに飛散するウイルスの広りは、

その一人の患者がマスクをすることで抑えられます。

 環境中に飛散しているウイルスから身を守るためには、

抗ウイルス薬を飲むか、ワチンを前もって接種しておくことが

考えられます。しかし、それよりも環境へのウイルスの飛散を大元で

押さえる方がよほど得策で、それが患者用のマスクなのです。

マスクの使用のほうが、インフルエンザ対策としてはるかに

効率がよく、費用もかからないのです。
 
  一枚70円の16層ガーゼのマスク、30円の不織布の

マスク(3層)5円の紙マスク(2層)を比較したのです。

その結果は、値段に無関係に同じような作用で、

どのマスクでも風速を10分の1以下に減弱したのでした。

 風速が低下することは、ウイルスをふくむ飛沫が飛ぶ速度も

低下し、飛沫の飛散量も減ると考えられます。

同じ効果なら、一番安くてマスクをしても患者の呼吸

に負担にならない一枚5円の紙マスクが良い

との結論になりました。

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2007年5月15日 (火)

BSE牛の不思議

キーワード:BSE 狂牛病 国際基準

第二報は『BSE牛の不思議』です。

BSE検査を国際基準に合わせる時が来た』

平成19年5月9日の夕刊に掲載されている情報に疑問を感じるので、それを少し考えようと思っていました。

ところが11日発行の読売新聞朝刊に「BSE検査 国際基準に合わせる時期が来た」との社説が掲載されていました。内容を読んでみて、「やっぱりそうか」とがっかりしました。

23か月のBSE若牛の危険性が否定されれば、検査を21か月以上としてきた根拠が失われる。国際的な検査対象の月齢は30か月以上だ。厚生労働省の調査が確定したら、日本も検査月齢を国際基準に変更する手続きに入るべきであろう(概略)。とありました。

少し考えたいと思っていたことは、21か月と23か月の若牛をBSEに感染していると判断した状況が判らないので、厚生労働省研究班がBSE感染牛としたことに何か手違いがあって、BSE牛でなかった可能性は絶対にありえないのかその可能性を調査してみたいと思っていました。

マスコミ各機関にお願いしたいことは、「21か月と23か月の2頭の若牛に典型的なBSE感染の証拠があったのか」を厚生労働省、食品安全委員会および厚生労働省研究班に問い合わせ、より詳細な情報を報道してもらいたいのです。政府はもっと情報を公開すべきと思います。マスコミは、国際基準に合わせる時期が来たとの結論を出すのに少し急ぎすぎでなかろうかと思えるのです。

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