赤ワインと前立腺癌
赤ワインが薬になる話です。
前立腺は男性にしか存在しない性機能に関係する臓器です。
この前立腺は、年をとると共に肥大したり、またはガン化する傾向があります。
全身が痛むので色々と調べてもらったら、前立腺がガンになっており、さらに全身の骨に転移していることが見つかることが良くあります。前立腺ガンは骨に転移しやすい怖い悪性のガンなのです。
近頃は前立腺ガンの診断技術が相当に発達し、前立腺ガンを見つけ出せる確立も高くなりました。
その結果、世界的に前立腺ガンの患者の数が増加しています。
1日1杯の赤ワイン
米国ワシントン大学の教授らは、1日1杯の赤ワインを飲むことで、前立腺癌のリスクを半減できるとする新知見を国際腫瘍学雑誌に発表しました。
1週間に4オンス(約120ml)のグラス4杯の赤ワイン(480ml)を摂取している男性では、前立腺癌のリスクが最大で60%減少した。臨床的に悪性度の高いガンほどリスクの減少効果は大きかった。
ビールやアルコール度数の高い酒を飲んでも好影響も悪影響もともに変化はなく、白ワインでは一貫したリスク減少効果がないことが確認された。
この効果は、赤ブドウの外果皮に豊富に含まれる抗酸化物質の一種であるリスベラトロールによると考えている。
リスベラトロールは、ガンの進行に重要なさまざまな生化学的経路に影響を与えることが実験により示唆されているのだそうです。
例えば、次のような作用です。
1) 抗酸化薬として、発がん性のある危険なフリーラジカルを体外に排除する、
2) 強力な抗炎症因子として、腫瘍進行を促進する特定の酵素の働きを阻害する、
3) 細胞増殖を抑制することで細胞分裂の回数を減少させる、
4) 細胞の死アポトーシスを促進する、
5) 前立腺癌の成長を促進するテストステロンなどの男性ホルモンの血中濃度を低下させる。
このようにいいこと尽くめのように感じられます。
飲みすぎは逆効果
ワシントン大学の教授らは、今回の研究は小規模であるが、赤ワインとリスベラトロールの有効性が示されたことは大変に興味があると言っています。
赤ワインの過剰な摂取は、全体的な発癌リスクの増大から事故による負傷などの社会問題までの危険性が考えられる。
1週間に4オンスのグラスで4杯(480ml)から8杯(950ml)という適量の赤ワインの接種で恩恵が得られることを示唆していると述べている。
このリスベラトロールの作用が驚くほどに多彩であることです。夢のクスリとでも呼べるのと違いましょうか。
しかし、何らかの理由から赤ワインに限らすアルコール飲料を受け付けない人達の男性は、前立腺癌に対してどのように防御策をこうずれはよいのでしょう。
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