音楽 本物 美認識

2007年10月21日 (日)

札幌でオペラ

 新札幌でオペラ晩餐会と銘打った本場イタリアオペラを味わえるオイシイ企画があります。「オイシイ」というのは、好きなレストランで優雅なディナーをも楽しめるからです。

 オペラの上演は、札幌では年間に何回も催されるかと思いますが、札幌市の中央からは少し離れた新札幌での本場オペラの上演はそれほど多くはないのではと思います。

 この度の新企画「名作オペラ椿姫の観劇と美食を愉しむ夕べ」は、芸術とグルメの雪の冬にふさわしい素敵な一夜を過ごせる珍しい催しと思います。

 以下の記載は、私企業の宣伝活動になってしまいますが、オペラを好きな方々への案内とさせてもらいます、他意はありませんのでお許しください。

 オペラの開催日時は2007年11月16日(金曜日)19:00からで、出演はEuropean Chamber Opera (初の来日公演)、上演オペラは椿姫、料金はレストランにより異なりますが五千五百円から一万二千円で、オペラのみの観覧は5千円のようです。上演の会場はシェラトンホテル札幌のパレスボールルームとなっています。

 チケットについての問合せ先は、シェラトンホテル札幌の電話 <011-895-8844>または メール <bqt@sheraton-sapporo.com>です。

 オペラは、イタリア語であると記載されています。いま東京などの大都会で上演されるオペラは、字幕がありますので、外国語が判らなくてもその時の話の内容はある程度把握できるようになってきています。

 新札幌での上演であれば、字幕があったほうがより親切であったかなーと思っています。料金としての金額は、さすがは新札幌で易いと思います。

 オペラをこれまでに観たことのない若者達には、格好の観劇会となるかも知れません。

暮らしと微生物  http://www.microbes.jp/aimai/aimai.html と

理科好き子供の広場<http://www.microbes.jp/rika/rikastart.html>

| | トラックバック (0)

2007年7月 1日 (日)

ワシントン・ポスト紙とミートホープ社の実験、その2

ミートホープのプロジェクトX

 NHKの人気番組に「プロジェクトX」というタイトルの番組が一時期話題になりました。

 創意工夫して不可能を可能にした努力の結晶を話題に取り上げたことが、聴衆が涙を流しながら毎週番組を楽しみにしていたことから、結果として人気を博した背景と思います。

 ところが田中稔氏が率いるミートホープ社の「プロジェクトX」は、これまた異色で並大抵のものではありません、少し大袈裟に推測すると次のように表現することができそうです。

 国産牛肉の量が注文に応えるには少し不足した、そこで国産牛肉の代わりに安い外国産牛肉を混ぜてみた、ところが誰も何も言う人は現れなかった。時に苦情を言う人または業者がいたようですが、そのような場合には自作の偽証明書でダマシおうせた。

 苦情を言う者が多く現れなかった意味を感じ取った田中稔氏は、輸入牛肉の代わりに豚肉や鶏肉などを混ぜて「偽牛ひき肉」を試作した。ところが牛肉に特有な臭いと色が違うことにさすがに肉屋は気がついた。

 これはいけない、もう少し創意工夫をしなくてはと考え牛の心臓や血液を加えた。見事に赤みがあり牛の臭いがする「牛印偽牛ひき肉」が出来上がった。牛肉を入れてない「牛ひき肉」でも安ければいくらでも売れることを発見した。

 ミートホープ社の「プロジェクトX」は、第二段階へとエスカレートしていった。偽牛肉に「パンくず」を添加し、さらに増量材として「水」をたっぷりと練りこんだ。

 これで安い牛肉抜きの偽牛のひき肉が出来上がった。この成功にミートホープ社の社長をはじめとする経営者は、涙を流して喜んだことでしょう(?)。

| | トラックバック (0)

2007年6月30日 (土)

ワシントン・ポスト紙とミートホープ社の実験

その1.ジョシュア・ベルの地下鉄構内での演奏
 ジョシュア・ベルという名前を聞いて、そくざに世界的に有名なバイオリニストであると答えられる人は幸いな人と思います。表情豊かな音に対する耳が作られているのだと思います。

 さて世界的バイオリニストのジョシュア・ベルが米国ワシントンでおこなった実験について、ミートホープ社の実験との2部構成で、話題を提供したいと思っています。ミートホープ社のことは、明日の「その2.」に記します。

 平成19年1月27日にワシントンDCの地下鉄構内ジョシュア・ベルという青年がバイオリンの演奏をしました。彼は、長袖のシャツとジーンズを身につけた普通の白人青年でありました。

 彼は、おもむろに小さなケースから大事そうにバイオリンを取り出し、そのケースを開いたまま足もとに置き、そのなかに一ドル札を数枚いれると、演奏をはじめました。

 モーツアルトとシューベルトの曲を45分も演奏しました、それは見事なものでした。しかし、彼の前を千人以上の人々が通り過ぎて行きましたが、ほとんどの人が彼の演奏に関心を示しませんでした。

 実は地下鉄の構内でおこなったこのバイオリンの演奏は、ワシントン・ポスト紙がしくんだ実験の一部であったのです。そのいきさつをワシントン・ポスト紙(2007年4月10日)が掲載したのでした。

 この青年は、世界的に有名なバイオリニストのジョシュア・ベルでした。しかも、彼が地下鉄の構内での演奏に使ったバイオリンは、三億六千万円もするストラディバリウスの名器でした。

 ジョシュア・ベルは、この地下鉄構内での実験の3日前には、ボストン・シンフォニー・ホールで演奏会を終えていました。この演奏会は、一番料金の安い普通席でも100ドルもしましたが、全席が完売の満員でした。

 しかし、ボストンでの演奏会場と異なりワシントンDCでの地下鉄の構内では、彼の演奏に足を止め耳を傾けてくれた人はたった27名で、彼がその人たちから32ドルを得ただけであったそうです。

 ワシントン・ポスト紙の世界的なバイオリニストを起用しての実験とは、「美というものは、演奏会場という特別な場所でなく、日常的な環境やあまり適切でない状況下にあっても、大衆によって美として認識されるだろうか」というものでした。

 この実験の結果は、私たちの姿をそのまま映し出していると思われます。私達もまた、「真、善、美」を見分ける能力に欠ける者です。

 その能力に欠ける事実を認識し、「本物を見分ける目や感覚」を養う努力をするならば、新しい社会が開拓されてくるのでしょう。

 ミートホープ社がおこなったエンドレスな実験については、明日の話題にします。期待していてください。

| | トラックバック (0)